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心からの感謝「ありがとう」　～花きび継承の恩人へ～

弊社、あぜち食品の春の看板商品「花きび」。高知で”春の風物詩”として50年以上愛されるほんのり甘いポップコーンです。3月3日の「ひな祭り」の雛菓子として、春には地元スーパーなどを中心に店頭に春を呼んでくれます。特に、その見た目の愛らしさが女性に好まれています。

 

この「花きび」ですが、もともとは弊社ではなく、久保田商会さまが生み出したお菓子です。数十年前に久保田商会さまが廃業されることになり、せっかくの「花きび」がなくなってしまうのはもったいない、という事で弊社が引き継がせて頂いた経緯があります。

この経緯のなかで「花きび」存亡の危機を"縁”で繋いでくれたのが、関株式会社の野瀬さんでした。セキ（関株式会社）さんは、久保田商会さまも弊社もお取引していた包材などを扱う県内有数の会社です。いつものように弊社を訪問してくれた際に、久保田商会さまが廃業されるという話をしてくれたことで「もったいない！花きびを残したい！」と弊社が引き継ぐことになったのです。

今もなお、春に「花きび」が店頭に並ぶのは、セキの野瀬さんのお陰です。高知の伝統菓子を繋いでくれたその野瀬さんが、7月1日お亡くなりになりました。享年57歳、あまりにも早いお別れです。体調を崩されてからも、弊社に何度かお顔を見せてくれていましたが、、、最後の最後まで営業マンとして取引先に出向いて接点をつくる素晴らしい方でした。風貌も人格も紳士そのもの、そして何より「花きび」継承の恩人です。高知の伝統菓子「花きび」には、たくさんの人の思いが詰まっています。「ありがとう、野瀬さん。どうか安らかにお眠りください。」　合掌